豊丘村歴史民俗資料館へ行ってきました

 

先日、豊丘村へ行ってきました。

縄文土器好きな私は、豊丘村歴史民俗資料館へ~。

ここは、火、金、土曜日の営業なのでいつ行っても見られるわけではありません。

こちらで見たかったのは、埋甕。こちらの埋甕は展示がバラバラの状態でガラスケースの中にありました。

普通ある程度パーツが揃っていれば形にすると思いますが、なぜかバラバラの状態。何故?

その謎は、資料館の方が説明してくれました。この土器は昭和51年に発掘されました。この土器には炭化した種実が沢山入っているのが確認されておりましたが倉庫に眠っていたそうです。平成27年になり明治大学の研究員の会田さんがこの埋甕に注目し一気に研究が始まったそうです。国内ではこれほどの数の炭化した種実圧痕があるものは他に無いようでした。

調べてみると300粒のアズキの圧痕があったそうです。これは土器を作るときに粘土に練り込まれたものだということもわかりました。どのような理由でアズキが練り込まれたのかは不明です。1990年まではアズキは大陸から伝来したと考えられておりましたが、この土器の発見で、アズキの栽培化への取り組みがあったと考える根拠となったようです。

で、なぜバラバラの状態なのか?という答えですが、このアズキの圧痕を調査するにあたり、一つ一つのパースを色々な角度から見られるという利点があります。

写真だとわかりにくいですが、パースの側面にも圧痕が見られます。このことから、粘土にあらかじめ練り込まれたものということがわかります。

また、バラバラの状態でどこの部分にどのくらいの種実があったのか図化してありました。その図のように並べられており見比べることができました。

あと、実際にアズキを練り込んで作ったレプリカも展示されておりました。

興味がある方は是非訪れてみてください。

 

 

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